早生まれの保活

最終更新日 2021.10.15

早生まれの保活はなぜ不利?

早生まれ(1月〜4月1日生まれ)が保活で不利と言われる理由は、0歳児クラスへの入園が難しく、競争率の高い1歳児クラスに申し込まざるを得ない場合が多いからです。

まず、早生まれの場合、出生時にはすでに認可保育園の0歳児クラス4月入園の申込が終了しています(市区町村によっては出産前に仮申込ができることもあります)

また、2月、3月生まれの場合は4月1日の時点で入園に必要な最低日齢(生後57日)を満たすことができず、0歳児クラスの4月入園を諦めざるを得ません。

出生タイミングごとのポイント

一口に早生まれと言っても、さらに細かな出生タイミングによって状況は異なります。

以下に出生タイミングごとのポイントを説明します。

12月下旬〜2月1日生まれ

この期間に出生した場合、出生時には既に4月入園の申込が終了していますが、4月1日の時点で多くの保育園の最低日齢である生後57日は満たすことができます。

そのため市区町村が対応していれば、出生前の仮申込によりに4月入園に申し込むことができる場合があります。(できない市区町村もあります)

また、枠は少ないですが一次選考辞退者などの空きを埋めるための二次選考があり、12月下旬〜2月頃に二次選考に申し込むこともできます。

2月2日〜4日生まれ

2月2日〜4日生まれは、4月1日時点で入園可能な最低日齢を満たせるかどうかギリギリのところです。

4月入園可能な一番遅い誕生日は自治体により微妙に異なっており、例えば東京23区の令和3年4月入園の場合、一番遅い誕生日は「2月3日」の区と「2月4日」の区があります。

また、閏年の場合は2月の日数が1日多くなるので、年によっても4月入園可能な一番遅い誕生日は変わってきます。

この期間に出生した場合は、0歳児クラスの4月入園ができるのか自治体に確認をとるのがお勧めです。

2月5日以降生まれ

2月5日以降生まれの場合は、基本的に0歳児の4月入園はできないので、翌年1歳児クラスの4月入園を目指すことになります。

1歳児クラスの4月入園を目指す

0歳児クラスの4月入園ができない場合は、通常翌年1歳児クラスの4月入園を目指すことになります。

1歳児クラスは入園の競争率が激しいというデメリットがありますが、育休を長くとることができ、余裕をもった保活ができるというメリットもあります。

1歳園と新設園を狙う

通常1歳児クラスは0歳児クラスの進級のため競争が激しくなりますが、0歳児クラスのない1歳からの園であれば1歳児クラスも全定員が空いているため入れる可能性が上がります。

また、新たに新設された園も進級がないため、1歳児クラスの全定員が空いている状態になります。

認可外保育園に入れて点数を稼ぐ

多くの市区町村では、認可外保育園に一定期間以上通うと、調整指数の加点や優先順位の上昇があります。

認可保育園の1歳児クラス4月入園を狙う場合も、0歳の入園可能なタイミングで認可外保育園に入っておくことで、選考で優位になることができます。