保育園の選び方

最終更新日 2021.10.15

近場の保育園を知る

まずは自宅や職場の近くなどの通える範囲に、どんな保育園があるかを調べましょう。

認可保育園が第一希望の場合でも、認可保育園に全て落ちたときのため、認可外保育園も見ておくのがお勧めです。

近場の保育園を知るため保育園マップを是非ご活用ください。

最低月齢と保育時間で絞りこむ

保育園選びの最低条件として、月齢的に受入可能な園を選ぶ必要があります。

0歳児クラスがない園や0歳児クラスがあっても生後6ヶ月以上でないと入園できない園もあるので、子供の入園時の月齢を計算して、見る園はその月齢が受入可能なところに絞りましょう。


また、仕事との兼ね合いなどから保育時間も妥協が難しい点になります。

何時から何時まで保育が必要かを検討して、その時間に保育ができる保育園に絞りましょう。

土曜日に預けたい場合は、さらに土曜日に対応している保育園に絞る必要があります。

保育園マップでは絞り込みメニューから最低月齢、保育時間、土日の開園状況による絞り込みができるのでご利用ください。

保育園マップの絞り込みイメージ

各保育園の詳細を見る

最低限の絞り込みをしたら、各保育園の詳細を見ていきましょう。

保育園マップ地図上で各保育園のマーカーをクリックすると、定員数や保育方針など詳細な情報を見ることができます。

園のホームページがあればリンクが表示されるので、ホームページを見ると雰囲気が掴みやすいと思います。


気に入った保育園や気になる保育園があれば、右上の星マークからお気に入りに登録して、後で確認することができます。

保育園マップの保育園詳細イメージ

保育園選びの観点

最低月齢や保育時間以外にも、以下のように様々な保育園選びの観点があります。

送迎

  • 自宅や駅からの距離
  • 雨や雪のときの送迎のしやすさ
  • 登園時の持ち物
  • オムツ持ち帰りの有無
  • ベビーカー置き場の有無
  • 駐輪場の有無
  • 駐車場の有無

食事

  • 給食の内容
  • 母乳対応の有無(乳児の場合)
  • 給食のアレルギー対応
  • 延長保育のときの補食の有無

病気やケガの対応

  • 発熱時何度からお迎えが必要か
  • 急病、ケガの際の対応方法
  • 看護師が常駐しているか

保育の質や内容

  • 保育・教育の理念や方針
  • 園児に対する保育士の人数
  • どのような行事があるか
  • 散歩や園外活動の頻度
  • 臨時の延長保育ができるか
  • 慣らし保育の有無
  • スタッフ(保育士)の入れ替わりの多さ

設備、ツール

  • 園庭の有無、ない場合は外遊びの場所
  • 周辺の施設や環境
  • 部屋の広さ
  • 定員数
  • 連絡帳やアプリなどの連絡ツール

何を重視するかは人それぞれですが、気になるポイントは見学前に確認しておき、分からないことは見学のときに質問すると良いでしょう。

見学や説明会に行く

認可保育園の場合、保育園の見学は必須ではありませんが、特別な理由がない限りは事前に園を見学することをお勧めします。

施設や園児の様子、スタッフの人柄の雰囲気を掴むことができますし、分からないことがあれば直接質問することができます。

また、認可外保育園の場合、申し込みには見学が必須の場合もあります。

口コミや評判を見る

ある程度候補の園が絞れてきたら、Googleなどの検索エンジンで保育園の名前を検索してみましょう。

たいていの園では、何らかの口コミや評判を見つけることができると思います。

ただし、口コミは主観的な意見であり、正しいとは限りません。

あくまで参考程度にとどめ、鵜呑みにし過ぎないことも重要です。

市区町村が提供する情報を見る

市区町村によっては、前年度の各保育園のボーダー点数や申込者数などを公開している場合があります。

過去の情報なので、あくまで参考ではありますが、どれくらい受かる見込みがあるかの有力な判断材料になります。

前年度申込者数資料の例(東京都北区)

選ぶ余地がない場合も

保育園選びのポイントを色々あげましたが、そもそも選べるほど保育園の選択肢がない場合もあります。

また、認可保育園の申し込みは、第1希望から第5希望など複数の園を書くことができます。

現実的には、どこにも入れないという事態を避けるため、多少気に入らない点があっても、通える距離にあり保育時間が合う園は全て希望に書かざるを得ないという場合もあると思われます。

保活の奥の手、引っ越し

近場に入れそうな園がない場合、 入りやすい保育園がある地域に引っ越すという方もいます。

引っ越しは経済的にも体力的にも大きな負担になるので、できれば避けたいところですが、いざとなれば引っ越しという方法をとることもできます。